「シン・ゴジラ」感想

※たぶんネタバレ無し

「シン・ゴジラ」を見ました。7月29日に公開され、8月3日の現在、すでに3回見ました。

感想は最高だった、の一言に尽きる。

3回も劇場に足を運んでいるのがその証左。たぶん劇場で同じ映画をこれだけの数見たのはガルパン劇場版以来。人生で2本目。しかも2日連続で見た後に1日置いて3回目を見ているスパンの短さはヤバイ。マッドマックス 怒りのデスロードですら2回しか見てないのに。

というか繰り返し見ないと異常な早口セリフと瞬間的字幕は絶対把握できない。もちろん体力も持たない。何度か見てようやく意味のわかるセリフがいっぱいすぎる。観客(消費者)にわかり易さを過剰に盛る潮流をぶった切っている。

初回のあとに真っ先に思ったことは「庵野!許す!!」でした。(シンエヴァが遅い件)

絶賛・批判どちらもありますが、個人的には悪い点も分からないわけではないがとにかく最高だ。という感じです。


ネタバレを避けてここで書きたいのは、「好きにする」です。

終盤辺りからこのキーワード、「好きにする」が出てきます。

物語の進行にも関わってくる言葉ですが、個人的にはラストのとある一連のシーンでものすごくグッと来てしまった。

場面は、ラストで主人公の矢口蘭堂がカヨコに「好きにしたら?」と言われ、矢口がカメラ目線になるところです。

僕には矢口(あるいは庵野監督)が私たち観客に「そっちはどうする?」と問いかけているように思えてならなかった。

これは想像でしかありませんが、おそらく庵野監督及び制作に携わった人たちは膨大な、しがらみを振りきって、「好きにした」はずです。

その結果がこのとてつもない映画です。

このラストまでにとんでもない映像を濁流のごとく見せつけられてからのこの問いかけは、説得力があるというか、勇気が貰えたようでした。

この解釈があっているか分かりませんが、とりあえず3回見て3回とも同じことを思ったのでたぶん間違ってない。

いやー、見られて本当によかった。

シング・ストリートに続いて生きる活力になった映画です。

庵野監督、ありがとう。


あともう一回見るかな。

でもさすがに連続して見過ぎなので、公開が終わる直前ぐらいに4回目に行こう。

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